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音楽で癒す
音楽はリラックスには欠かせないものです。気分を落ち着かせる音楽はクラッシックやリ
ラクゼーション音楽などが良いようです。朝の目覚まし代わりに聞いたり、就寝前に聞いて
みると、 寝起き.寝付きが良くなります。
音楽療法(ミュージックセラピー)
音楽療法は最近、医療の分野で注目されています。様々な音楽を聴いてリラックス効果
を得たり、集中力をアップするというもので、アメリカでは音楽を使った心理カウンセラーや
ミュージックセラピスト(音楽療法士)という職業も成り立っているほどです。
音楽が心とからだに与える影響は様々です。アルファ波を誘い脳をリラックスさせる音楽
や、潜在意識に働きかけるサブリミナル効果を持った音楽、さらによく眠れる音楽など、音
楽の種類によって多種多様なリラックス効果が期待できます。
音楽療法は、自分の部屋で手軽に試すことができます。一日のたまった疲れを癒すため
に、音楽療法は効果的です。
とにかく、音楽療法の第一歩は自分の好きな音楽を聴くことです。ただし、ストレス解消
効果を求めるなら、なるべく激しい曲は避けましょう。気分がおちこんでいるときに賑やか
な曲を聴くのも逆効果になります。
適しているのは、ゆるやかなテンポの曲。そして少し気分が明るくなってきたら、徐々に
感情が高揚していく音楽や、フィナーレでは小川の流れや小鳥の鳴き声など、自然の音を
取り入れた曲を聴いていくのが理想です。音楽を聴いていて、「飽きたな」と思ったらそこで
やめること。無理して聴き続けていると、それもまた、ストレスを蓄積する原因になります。
おすすめはクラシック
ミュージックセラピーで効果が上がりやすいジャンルはクラシック。リラックス効果の高い
「純正律音楽」純正律音楽とは、ハーモニー(和音)がきれいに響く調律方法のことで、純正
律音楽を聴くことで安眠やリラックスなど、癒し効果が得られるといわれています。 ウィーン
少年合唱団の歌声や、グレコリオ聖歌、声明(お経)などに共通する美しく、濁りのない響き
のハーモニーをベースにしたものです。ピアノのように決められた音階はなく、互いの音(声
)を聴き、音程を歩み寄り、美しいハーモニーを探すというものです。
この濁りのないハーモニーが、高い癒しの効果を持つのです。癌研究会癌研究所の福田六
花医師は、脳波の測定により、脳波のうちの癒しの波長=α波を増やすだけでなく、より安
らぎの波長といわれるΘ波も増やすということも分かったそうです。「純正律音楽」に質の高
いリラクゼーション効果があることをつきとめ、アルツハイマー病患者の治療に役立ててい
ます。
人間の体は調和によって成り立っているから、 純粋調律の“純正律音楽”のハーモニーに
癒し効果が強く、認知症も改善されるといわれています。純正律音楽を認知症の患者に聞か
せることによって、徘徊癖が減少したと言われています。
ちなみに、演歌のような平均律によるCDを聞かせたのではダメだそうで、純粋な音階に調律
された純正律音楽は、エンヤをはじめとするケルト系ポップスや、ヒリヤード・アンサンブル、
キングズ・シンガーズ等のクラシック・コーラスです。天国的な透明 感のあるハーモニーの
世界が演出されています。
音楽と脳波の関係
人は覚醒(通常時の意識=ベータ波状態)しているとき、五感の働きにより意識は緊張して、
五感から入ってくる情報に対しても批判力(フィルター)が働き脳内の情報処理を行います。
この意識の状態を「顕在意識」と言います。
一方、脳波がアルファ波状態のとき意識はリラックス・集中して、出来事や行動などの情報
を蓄積し、忘れられないデータベースとして脳内の情報処理を行います。この意識の状態を
「潜在意識」と言います。
脳波 周波数 意識の状態
β(ベータ)波 14〜30Hz 通常 顕在意識
α(アルファ)波 8〜13Hz リラックス・集中 潜在意識
θ(シータ)波 4〜7Hz まどろみ
δ(デルタ)波 0.5〜3Hz 睡眠
安らぎの脳波、アルファ波
1/fゆらぎをもつ音楽(特にクラシック)を聴いているときにアルファ波が出やすいといわれ
ています。目を閉じ安静にしているとき以外でも、普段からアルファ波が多く現れるようにコン
トロールすることができれば、リラックスしたり集中したりできるといえます。アルファ波は、
脳内にβ-エンドルフィンなどの快感ホルモンを分泌させ、免疫細胞を活性化し、治癒力を高
めるともいわれています。
「1/fゆらぎ」
「1/fゆらぎ」とは、電気的導体に電流を流すとその抵抗値が一定ではなく、不安定にゆらいでいることが70年ほど前に発見されたことによります。
そのパワースペクトルが周波数fに反比例することから、「1/fゆらぎ」と名付けられました。
なぜ「1/fゆらぎ」が人に優しいの?
人の心拍のゆらぎにみられるように、人の体のリズムが「1/fゆらぎ」になっています。
そのことから「1/fゆらぎ」が人に快適感を与えると考えられています。体のリズムと同じリズムである
「1/fゆらぎ」の刺激を与えることにより、人は快適になれるのです。
クラッシク音楽等、一般に癒し系音楽は「1/fゆらぎ」の構造をもっています。
どんな音楽が効果的か
癒し効果や、リラックス効果が期待できるのはクラッシクであるといわれていきましたが、
どのような音楽であっても、1/fのゆらぎを持っており、このゆらぎによって、全身の筋肉の
緊張が解け、皮膚温が上昇し、筋肉の緊張度が低下すると報告されています。人の感情は
様々で、音楽は自分の気持ちに合わせて聴くことがよいそうです。
悲しいときに悲しい曲、寂しいときに寂しげな曲と、そのときの感情と同質の曲を聴くことは、
ストレス解消に効果があります。こころを落ち着かせたい時は、ゆったりとした曲を。元気を
だしたい、やる気を出したい時にはアップテンポの曲を聴くと良いでしょう。感情に反する曲を
聴くよりも同質の曲を聴くほうが、心を解放させリラックスしやすい状態になるようです。
救急隊も取り入れる音楽の効果豊田市消防本部では、平成12年10月から救急車を利用され
る傷病者や付添いの方々の「痛み」や「不安」を少しでも軽減させるため、救急車内で音楽を
流しています。音楽は不安も軽減させてくれるのですね。
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